窓ガラスフィルム

省エネ遮熱フィルム

Photo by Adeolu Eletu on Unsplash

窓のガラス面に室内側から貼る透明なポリエステルフィルムです。

ナノmの薄い膜を200層以上積層することによって光の屈折をコントロールし紫外線をカットしているので、従来の金属層により日射をカットしているものと比べてギラギラ感がなく、透明感があります。

外の明るさはそのまま透過して西日などの暑い日射熱を40%遮熱し、冬はお部屋の暖かさをを外に逃がさないように20%断熱します。

日焼けの原因の紫外線をフィルムが99%以上吸収するので、紫外線による床や家具、カーテンの変色を防ぐことが出来ます。

フィルムを貼ることにより、窓ガラスが割れた時の飛散防止効果や防犯効果があります。

どんな効果があるの?

夏の帰宅時の西側の部屋のムッとする暑さや、お部屋の中の畳や家具・カーテンの日焼けを防ぐことが出来ます。

UVカット効果があるので寝たきりの方や赤ちゃんの目や肌を紫外線から守ります。

日射熱をカットしてエアコン効率も良くなります。防犯や災害時の窓ガラスの室内側への飛散防止になるので安心です。

マンション等の外構サッシは共用部分にあたる為規約がありガラスの透明度の規定があるところもありますが、戸建ての道路側やコンビニの前の部屋などには乳白色の目隠し効果の有る物や、室内の温度を逃がさない断熱効果の有る物もあります。

日射熱のカット率は製品により異なります。

施工可能な窓ガラスは?

どんな窓につけられるの?お住いのお部屋の窓ガラスを調べてみましょう。

フロートガラスへの施工が可能です。網入りガラスや型ガラスへの施工は、金属線が熱を持ち収縮したり、フィルムとの間に空気が入り密着性が落ちてしまうので相談してみてください。

住宅で使われるガラス

以前の窓サッシは単板ガラスでしたが、現在は住宅の性能が上がるにつれて複層ガラス(ペアガラス)が主流になっています。

普通ガラスとは

フロート板ガラス 以前の住宅は単板のフロートガラスが主流

型板ガラス 片面に型模様があり光彩はするが視線を遮る

加工ガラスとは

合わせガラス 2枚以上の板ガラス間にポリビニールプチラール等の薄膜をはさみ熱圧仕上げしている為、飛散防止性・耐貫通性に優れる

複層ガラス(ペアガラス)とは

優れた遮熱性能の為、現在建築する住宅で主流。

板ガラス2枚をスペーサーで保持し乾燥空気や断熱性能の高いアルゴンガス等を密封したサッシ。

Low-eガラスとは、複層ガラス(ペアガラス)の一種で、普通のガラスと特殊ガラスを組み合わせて、断熱(内側ガラスに金属膜をコーティングして室内の熱を逃がさない)・遮熱(外側ガラスに金属膜をコーティングして室外の日射を遮断)性能を高めた物。紫外線・UVカット効果もあります。

断熱性能のより良い3層になっているトリプルガラスもあります。

強化ガラスとは

板ガラスを約600℃に熱し冷却圧縮空気で急冷させた物。熱に強く衝撃強度が有る為、ドアー・テーブル・コンロ前デバイダー等に使用

他の遮熱、遮光性能を持つアイテム

カーテンの性能として窓との間に空気層を作り断熱性を高める機能がありますが、布自体が遮熱性や遮光(1級~3級)性能を持つ布、外からの視線を遮るミラー加工をした布、UVカット性能を持つ布等もあります。合わせて検討してみてください。

メンテナンス

耐久年数10~15年。尖った物で傷をつけない、シール等を貼らない。固く絞った雑巾で拭き掃除します。