目次
プレゼンテーション・作図の着彩のコツ
インテリアコーディネーター2次実技試験プレゼンテーションの作図で着彩をして、イメージを分かりやすく伝える場合、木目のおとなしい木材は均一に塗ってしまえるのですが、木目のはっきりした木材は縞模様や節などの木材の表情を加えることで質感を表現することができます。
限られた色数で表現してみましょう。
コルクタイルやタイルカーペットなどは、不規則に点を描くとそれらしく表現できます。
コルクやオークは塗装により汎用性あり、どの色でも可能です。
課題で造作や床・天井材、家具の樹種の指定がある場合はその色味を考慮したカラースキームのコーディネートになります。
クラシカルな雰囲気の高級家具は濃い色味の硬い木材が使われていることが多いです。
シタン、コクタン、タガヤサン(紫檀・黒檀・鉄刀木)などの銘木といわれる三大唐木は床柱などに使われてきましたが、希少で高価であり、現在は入手が難しいものもあります。
樹種の表情は木取りの板目・柾目により変わりますし、写真の印象と実物では違いがあります。
建材メーカーや家具メーカーのショウルームに行く機会がありましたら、実物を見て触って体感してみてください。
板目・柾目の表情の違いや木の個性・産地の詳しい解説は出典元をご覧ください。
写真出典元/bingと内装(造作)用木材の種類 | 木材博物館 (wood-museum.net)
白色の木目がはっきりした木材
ひのき(檜)
ホワイトアッシュ
タモ(濃褐色に経年変化)
オーク(ナラ)(濃褐色に経年変化)
杉(節目もあります)
白色の木目がおとなしい木材
メープル(カエデ)
カバノキ(バーチ)
シナ(シナ合板)
ブナ(ビーチ)
茶色の木目がはっきりした木材
松(パイン)
チーク(黄褐色に経年変化)
ケヤキ
赤茶色の木目がおとなしい木材
チェリー(濃赤茶色に経年変化)
黒茶色の木目がはっきりした木材
タガヤサン(鉄刀木)床柱等銘木
ウォールナット(赤褐色に経年変化)
紫檀・黒檀(シタン・コクタン)床柱等銘木
アカシア
濃茶色の木目のおとなしい木材
サペリ(紫褐色に経年変化)
マホガニー(赤褐色に経年変化)
木の素材の床や家具はずっと触れていたい温かみがあり、使うほどに味わいが出てきます。
建材メーカーさんのカタログやウェブサイトも木への愛着が感じられて面白いです。
樹種物語/朝日ウッドテック12種類の木の物語を紹介しています/フローリング総合研究所